あーーーー。くそーーーー。ねむれねーーーー。
今日はアレだ、あの日だ。数週間に一度のハルシオン効かないデー。俺制定。
そういうことで、脳みそはうまい具合に空っぽなんで、ちょっと実験。
9月の原宿BJ Girlsのライブの時に限定配布した神様家族のOP/EDのTVサイズカット版のCDと、俺がこないだEMU-0404経由でアナログ録音した着うたフルの同曲の音質聴き比べ。
CDのほうはCDのままだと扱いづらいのでWMA Losslessで圧縮。恩師劣化は無し。
リマスタリングもどきした方は基は着うたフルのHE-AAC 56kbps。
比較の方法は簡単。
ブラインドテストです。
ただ、曲長違うので1コーラス終わる前にキーボードショートカットで次送り。
並び順はランダムソート(ソート結果は見ない)。使用したプレイヤーはProject9kのLilith。
一応念のためランダム再生もON。
聞き比べました。
まぁ、わかりきったことだけど、すぐわかる。
比較曲は2曲。
- Brand New Morning (舞ちゃんのみ)
- 図書館では教えてくれない、天使の秘密(ミラク(舞ちゃん、リーダー、岩城さん))
まずは「図書館では教えてくれない、天使の秘密」から。
これは意外なところで差分がはっきりした。
リーダーの声である。
HE-AAC版ではコーラスの二人の声どっちがどっちって言うのが聞分け辛いんだけど、CD版でははっきりとリーダーの声が聞き取れる。
リーダーの声質ってよく「エッジが効いてる」とか言われるけど、これはどういうことかというと、基音に対する倍音フォルマント分布で、高調部分でもあまり減衰していない。この点が「エッジ」として聞こえるのかとおもっとる。
あ、一応、俺大学では音声工学専攻なんで夜露死苦。
※たいしたことはしてない。フォルマントがどうのこうのはどっちかというとシンセの知識。
で、このリーダーの高調波の部分を抜くと声質が結構岩城さんと似てくるような気がする。
時系列分解スペアナかけたわけじゃ無いからあくまで推測ね。
話を戻すと、要するにリーダーの高調部分がカットされたわけじゃなく、高圧縮かけた時に発生する金属質のノイズに打ち消され気味になっているような感じだった。
こっちの曲はボーカルの音域にも楽器音がかぶっているからそこら辺がごちゃごちゃになっちゃってる感じもした。
次。Brand New Morning。
こっちは舞ちゃんソロ。
ほんでもって、Aメロはボーカル音域にあまり楽器がかぶってない。
舞ちゃんの声がストレートに聞こえる。しかもあまりヴォーカルパートにショートディレイとかリバーブとかかけてないから、なおさら素の声が聞き取りやすい。
CDとHE-AACの違いはこの舞ちゃんの声だけですぐわかる。
もともと舞ちゃんの声は基音が太くてその上の高調波はリーダーとか岩城さんに比べてあまり無いんだけど、全体的にブレスノイズで覆われててきれいにまとまったきれいな声です。
で、このブレスノイズなんだけど、基本はホワイトノイズ。
ホワイトノイズは全周波数域に一様に分布するタイプのノイズ。
圧縮モノはこういうの非常に苦手。
周波数分布が一様に近いため、マスキング効果をうまく発揮できない部分が出てしまう。
あと、高音域をカットする際に、LPFのスレッショルドと丸め角度をうまくしないと、このホワイトノイズから擬音ができちまう。
※ある周波数でばっさり切るとそのエッジの部分で変な音が出る。大体非整数次倍音になるので金属質な音になることが多い。
で、これらを踏まえて。
舞ちゃんのブレスノイズに金属質のいけないノイズが混じりこんでる。
これでHE-AACと区別がつく。一発でした。
でも、HE-AACも高々56kbps程度のビットレートでこの音質出すんだから対したもんだ。
ちゃんとした再生機器でもそれなりに聞ける。※もち、環境にもよる
てなかんじで、たまには評論家みたいな調子こいたことを書いてみた。
すみませんです。
とりあえずわかったことは、BJ Girlさん方の声はいずれも圧縮Codecにとっては苦手なタイプかもね?。
今回は出さなかったけど、白鳥さんが一番難しそう。
基音が低い上にそこそこ中音域も含まれていて、ブレスノイズものるタイプの歌い手さんだからねぇ・・・。
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