地獄蝶々、完成した。
いや、してないな。下緒がちょうど十拳さんで在庫切らしてて別送するそうだ。
ちなみに、「地獄蝶々」ってのはクロアゲハ(カラスアゲハ)のこと。
刃紋は直刃。
ちょっとシンプルすぎたかなー、とも思うけど、逆に飽きないかな。
鍔は間隔広めの菊花透かし。
平田菱があればそっちのほうが雰囲気出たかもしれないけど、これはこれでいいと思う。
刀身。
樋は広め深めに入ってます。
バランスと音鳴りをよくしてあるとのこと。
刃紋はご覧のとおり「超」がつくほどシンプル。
小物金具類は蝶々でそろえてます。
ここが無理をお願いした点。
菊花透かしの鍔と蝶々の金具は本来別セットなのだ。
柄糸は鉄紺。
鉄紺というとメーカーによって色にばらつきがありすぎる。
前、秋葉原のおたく屋さん武器屋に行ったときにあった鉄紺柄糸のおもちゃのやつはかなり明るい色だった。
明るかったらどうしよー、とか心配してたんだけど、無用の心配だった。
イメージ通りの色合いです。
蝶々が見え隠れ。
柄頭の蝶々はなかなかいい出来の金具です。
満足っす。
柄頭側からみた鍔。
切っ先です。
ここは稽古してると容赦なくぼろぼろになっていく箇所かと。
というのも、鞘は朴の木でできている。
うち側はハバキがきちっと納まるように職人さんが削ってある。
ということで、ハバキのところは内側若干段になっている。
要するに、きちんと納刀できるようになるまでは切っ先と鞘には多大な負荷をかけることになるな・・・。
身の丈に合わない2尺5寸の刀身、というのもあってなかなか難しそうだけど、単連あるのみだ。
刃紋。っつても直刃だから地味だけどな。
総評として、いくら日本刀が軽いと言っても、木刀から比べたら雲泥の差。
重量は鞘を払って1kgほどだと思うけど、長刀なんでずっしりと来るのだ。
ちょこっと素振りしたら、あっさり1の腕筋肉痛。
筋力たりなすぎ。
筋トレもいるな。
あ、鞘ですが、これ以上ないくらいシンプル、というか既製品。
シトドメついてるだけ。
来週、下緒が郵送されてくるんだけど、それをまいて全体の色合いがどうなるかだな。
今のところ、俺的には地獄蝶々のイメージそのままだ。
非常にきれいにできています。
十拳さんには感謝です。
店長もとってもいい方で、話しやすい方でしたし。(年齢おそらく30代後半)
何気にさわってみー、とか言って真剣を握らされた。
美術刀じゃなくて、居合用のやつだけど、その分切るためにある真剣だ。
そう考えたらちょっと緊張したな。
でも、もった感じの重量とバランスは模擬刀と同じようなバランスだった。
この辺が十拳さんのこだわりなんだろうな。
生活は苦しかったけど、いい買い物できたです。