全部見たわけではないけど、GAORAでFIAツ黴? WTCC第10戦やってた。
俺が見たときはすでにかなり終盤だったけど、かなり荒れ模様だったらしい。
残り5周とかそこらへんなのに、まだあちこちでクラッシュしている。
映像に映ってないのになぜかコース中に破片が散らばってたり。
WTCCって、改造範囲が日本のスーパーGTとかより狭そう。
なんか、こういうほうが本当に「GT」って感じで面白い気がした。
で、このWTCC、昔F1でみたような名前とか、どっかで聞いたような名前とか微妙に知っているドライバーが多い。
アレックス・ザナルディ。
F1経験もあるが、CARTで2日だかシリーズチャンピオンになった人。
この人、見た目にも明るそうで元気で速くて勝ったらドーナツターンしてくれたりして、すごく好きなドライバーでした。
そんな彼も流れという感じでF1へ。
でも、F1ではいい成績を残せなかった。
それで、CARTに戻った。
戻ったその年(だったっけ?)に事故は起きた。
オーバルコースでのレース。
ザナルディはピットインし、コースへ戻るところだった。
オーバルコースはピットアウト後、コースに戻るまでがちょっと長い。
そこでザナルディはスピンした。なんでだろうね。
スピンして本線に直角に侵入してしまった。
そこには当然、全力で走ってるほかのドライバーさんがいる。
CARTのオーバル。カーブでも300km/hは出るだろう。
そんなのと直交して衝突。
CARTマシンと限らず、ノーズに直交しての衝突なんてそんなに想定されてないだろうなと。
ザナルディのマシンはノーズを横からもぎとらた。
すぐに搬送されたが、結果は両足切断。
ショックだった。
もうこの人の元気なところは見れないのかとおもった。
そのあと、かなりのリハビリをしてIRLだか、CARTだかでちょっと走ったとか言うのも聞いた。
で、ほんちゃんレースにも出れるようになったとかも聞いてた。
今日、久しぶりに彼が走ってる姿をみた。
最下位スタートだってさ。
でも、俺が見たときは3位。
オジサン、あしなくなってもコンジョーは変わってなかったんだね。
その情報だけでも、うれしくなった。
そのあとも彼の走り見てた。
ものすごいアタック。
2位の人と毎周やりあってる。
2位の人も仕掛けてくるのがもうわかってるから、コーナーの前ではインにはじめから寄ってる。
で、ザナルディがアウトから、でも抜けない。
きれいなバトル。
そんな調子が続いて、最終ラップ。
他社が事故やらかした。もう最終週なんでイエローでもなく赤旗終了。
そういうことで、その前の週の順位が最終順位になった。
そして、表彰式。
義足を付けたザナルディが両手で杖を突きながらポディウムに。
ぽでぃうむに上がるまでももう、拍手喝采。
会談も手すりにつかまってふらふらしながら登る。
そしてポディウムに立つ。
二位のところに(笑)
二位の人が上がってきて「お前そっちだってば」みたいな感じで3位のとこに立たたりなんかしてた。
ポディウムの上でも、義足をいじったり、後ろの板に倒れかかったりと、まだ義足に慣れてない様子だった。
なんか、おじさん不覚にもグッと来てしまったよ。
数年前は両足切断でもうだめだろう、と思ってた人が、今こうしてWTCCではあるけど、表彰台に上がっている。
ハンデはあってもやっぱりこの人はすごいと思った。
これからも頑張ってほしい。
WTCCやってるときはなるべくみます。
あと、F1引退組といえば、DTM。
ハッキネンやらいろいろ聞いた名前がいっぱいいました。
こちらも面白そうです。
どっちのレースも、何か根本的に日本のスーパーGTと毛色が違う気がする。
何がそこまで違うんだろうか・・・?
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