RolandのSuperLAシンセサイザーのD-70です。
LAと言いつつ、RS-PCMシンセです。どっちかというとUシリーズに近い。
内部にこんなシール貼ってあったけど大人は気にしない。
※個人的に持ってた個体には同箇所のシールはちゃんとD-70って書いてある
本体
あ、写真は修理後なんで写ってます液晶。
症状は
- 液晶映らず
- 電池切れ
- 低音域で音が出ない鍵盤がある
- 電源断線気味、ケーブルクランプ欠損
などなど。
液晶映らず
結果から言うと、液晶のコントラストにかける電圧が足りてない。
液晶が写ってないんではなくて写ってるけどコントラストが低すぎて目視できない状態ってこと。
回路図を見てみるとコントラスト調整VRの周りで電圧を作ってるらしい。
VRを動かすと±1V以下の範囲でわずかに動いてるからVRはOK
となると最終的な電圧を作ってるトランジスタが怪しいと。
この真中のやつ。
2SA1115
交換したら無事電圧きました。
これ、ちょっと壊れやすいっぽいみたいです。
電池切れ
電池切れはまだいい、問題は交換したあとの初期化でして
MIDI OXだとうまいこと送れなくて、SMFにSysxを組み込んであるファイルを再生して初期化させました。
たぶんMIDI OX側の問題だとは思うけど(別件WAVESTATIONの音色ロードのときも問題が出た)
鍵盤音出ず
ベロシティセンサーの接触不良です。
おもり落ち対応した鍵盤Assyでも起きる問題です。
ぶっちゃけ直ってませんというか悪化した。
鍵盤Assy外すだけでも殆どのパーツ外さないとだめな上、鍵盤自体の分解も割とめんどくさいのでペンディングにしてしまってます。
電源断線、ケーブルクランプ欠損
断線はちょん切って直して、クランプは電子部品屋で買ってきてつけておしまい。
その他、液晶バックライトELシート交換は恒例行事ということで。
なんでこんなに中途半端に直したかというと、これは自分用の個体だからです。
もう一台持っててそっちが売る用。
そっちは2010年に鍵盤Assy交換していてまだまだピチピチ(といっても7年経つか…)。
このD-70の鍵盤はRolandの鍵盤の中でも鍵盤の奥行きがちょっと長めに取られているのと、板バネの脱進感もあってタッチはかなり良好なものです。
弾いてて気持ちいい鍵盤で、音源との相性もよくお気に入りです。
手元に残しときたいマシンです。
拙いし中途半端ですけど、大部分をD-70で弾いて打ち込んだ曲あげときます。