Kurzweil K1000SX String Expander
ストリングス専用音源でございます。
1988年あたりのK1000シリーズの一員です。
20ポリ、99プリセット
スペックだけ並べるとしょぼいっすね。でもこれ80年台の音源ですよ。
80年台っていったらDX7やらD-50やらM1とかデジタルシンセがポコポコ出たシンセのターニングポイントです。
そんななか、アメリカのRay Kurzweil博士がこさえたのが1984年に出たK250っていうモンスターPCMシンセです。
一回ハードオフで観たことありますけど(恐るべしハードオフ…)でかいでかい。持たなくてもわかるレベルなその重量感。
そのK250をカスタムチップを使って圧縮(?)したのがK1000シリーズです。
前置きなげぇ
それでこのK1000SX、おおよそ30年前の代物、、、通電するも起動せず。
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この表示から先に進まず。
よくあるよくある。
まずバラそうね。
汚いね。30年分のホコリ。あとで洗い流したげるね。
そしてこんにちわMotorolaのMC68000P10。EnsoniqVFX以来ですね。
VFXのときもブートしたりしなかったりしたね。
MC68000P10はクロック10MHzの68xCPU、当時としてはかなり高性能なCPUです。サラッと積んでるあたりこうきゅうきって感じ?
MC68000P10なシステムの癖かはわからんけど電源周りにシビアな感じがVFX修理のとき感じたなと。
ということでこれも似たようなもんかなと。
そういうわけで封印してある電源ボードの半固定抵抗をいじいじ。
・・・
カチッ
・・・
あ、起動した。
・・・
あ、フリーズした。
・・・
カチッ
あ、起動した。今度は安定。
継続的に安定するかはわからないけど、とりあえず音出しも問題なし。
システム的にはもう少し様子見てみますか。
ちなみにCPUのとなりに2つ並んでるのが主役のARNOLDチップです。こいつが小型化に寄与した主役だったりする。
あとはー、液晶のバックライトのELパネルが死んでる。年代的に当たり前ね。
小さい。
DMF5005みたいに汎用品を加工するにも銀バスパーで足出すスペースがねぇ。
どうするか?商売的なえいご読むくらいやってやるぞっていう良い子のみんなはeBayでもみてみような!
大抵ある。汎用ELシート買うより安い。輸入しても安い。
買っちまおうな。
来るまで待ち。
あとはタクトスイッチキャップがいっこない。
汎用品を色々試してみるしかないかなと。
音いいよ。今時のハード音源よりも存在感がある。
これぞKurzweil!
ということで音は出るけど外観的なところをなんとかして終わる予定。
あとは基板きれいにしないと危ないね。低電系回路とは言え、ショートでもされたら楽器寿命が終わってしまう。
もうちょっと手直ししたら売りますんでよろしく。