せんじつのJV-90、鍵盤の間からごっつホコリ見える。
折れ鍵盤面出しと低域のAと交換を主目的として分解、レストアです。
それとタクトスイッチのサイズ計測もついでに。
※今回は画像多め大きめで行きますので注意。
まぁ、何はともあれまずは裏の拡張スロットをのぞいてみようかと。
ふた。
空けてみる。
ん??なんか刺さってる。
VE-JV1・・・。
VE-JV1!?
・・・・。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
どえりゃあおまけが付いてたもんだ・・・。
JV-90買ったらVE-JV1つけないとなー、、、とか思ってた矢先の出来事です。
まさか、こんなものが入ってるとは。
前回の記事で書いたとおり、難点大ありとはいえ、いい買い物出来たことになるか。
今年分の運を使い切った感もなきにしもあらずだが、ラッキーでした。
現状の難点は以下。
- ボディにシール痕有り
- 鍵盤に黄ばみ大あり
- 外装難あり
- 折れ鍵接着痕有り
- 電源周りから低周波音(振動)有り
- MIX-OUTのL側のジャック接触不良
- ボリュームガリ有り
- 効きづらいボタン多数有り
さて、分解しましょう。
分解は裏返して底のネジを全部外します。
外したら裏フレームを外します。
写真で右がベンダーユニットになります。
まずはうなりを上げるトランスを見てみます。
トランスは天板からつるす形で設置されています。
このトランスの固定がねじ穴左右二個のみでつるされているので、使い込むとネジがゆるんでトランスの耳がゆがんでました。
とりあえず、ラジオペンチで平らにして、薄いウレタンを間に挟んで固定し直しました。
結果から言うと、このトランスの固定し直しでトランスのうなり音は解消しました。
これで難点6番解消。
次行きましょう。
メインボードです。
メインボード右手のオペアンプと思われる部分。
この右が・・・
MIXOUTボードです。
D/Aはバーブラウンの18bitのPCM96AUでした。
電池はCR2032です。
今のところ、問題ないんでとりあえず放置です。
メインボード左手にはPCMカードスロットがコネクタでつながってます。
次からはメインボードにつながってる各種配線のメモ代わりです。
※てか、1ピン方向にでかい▼マーク付いてるし、ばら線はコネクタでまとめられているんで間違えることはないと思いますが。
※紅白線のアルミテープは抜く前にばれけ無いように、と思ってしばってみたけど、コネクタでまとめられてるので不要でした(当然すぐ撤去)。
次。
鍵盤ユニットですが、ボード類外さなくてもユニットごととれます。
メインボードに空いてる穴とかからネジが外せます。
※鍵盤ユニットからのケーブルは外す必要有りますが。
鍵盤ユニットです。
たれてるのは移動予定の折れ鍵です。
鍵盤のバネってこうなってるんですねぇ。
さて、鍵盤ユニットの裏です。
真ん中の黒い樹脂板が各鍵盤が抜けないように押さえてます。
大役のはずなんだけど、なぜか固定は両面テープです。
張り直したとき、少しオイル付いたんで後々はがれるかも(汗)
写真撮ってないけど、折れた鍵盤抜いてヤスリで磨いて接着剤で盛り上がった部分をならしました。
これでついでに黄ばみ落ちるかペーパーかけて(400→1500まで段階的に)みました。
結果:黄ばみの勝ち
おちねえ、黄ばみ。かなり削らないととれそうにないです。
でも、なんか表面適度にざらついて触感いいかも。。。。
アイボリーフィール、、、とか言って自分をだましてみる。
とりあえず、こいつは一番左のAに左遷です。
これで一応難点5は実質的に解消。ということにする。
分解はまだ続きます。
目的地はスイッチボードですんで、最下層です。
ボード類外すときはコネクタ面のネジ全部外してからでよろしく。
ちなみに、V-EXP出力パネルを固定しているネジ(3本)だけはスプリングワッシャ付きのネジで、他の部分と違うので注意。
摘出したメインボード。
丸で囲った部分は金属板が立つ箇所です。
この金属板はおそらくGNDなんで忘れずに。
メインボードの裏手にはシールドを兼ねたシートがボードを巻き込むように付いてます。
メインボード外す際はこのシールドも取るわけですが、真ん中あたりで下の梁に引っかかってるんで無理矢理引きはがさないように。
メインボードの下は、、、
液晶のシャープです。
スイッチボード裏返して御開帳。
タクトスイッチは二本足。
二本足かよ・・・。
ググってみたけど、さっくり廃盤のご様子。
逝ったら後々やっかいかもな。
とりあえず接点復活剤を注入しておいた。
スライダー、ジャックのたぐいも同様に。
結果:難点7,8,9解消。
タクトスイッチは何とか解消か。
一応、サイズです
台座高:3.2mm
突き出し高:1.5mm
ということで、サイズ的には4.7mmのやつでいいかと。
一応、台座幅は6.2mm
これで分解の部は完了。
くみ上げですが、スイッチボードはちゃんとしたねじ穴ではなく、フロントパネル裏にあるレールにタッピングビスでねじ込む方式になってます。
液晶が付いてる方はガイドピンが付いてるんで位置固定できるんですが、液晶付いてない方は横フリーなかんじなんで、元あるねじ穴(ネジ痕)に会わせましょう。
タッピングネジの再ねじ込みの際はネジをねじ込む前にゆるみ方向に回してネジ込みスタート位置「カク」っていう手応えのところを探って同じ溝に入れるようにした方が穴がバカになる率が下がります。
まぁ、ボードのねじ穴、バカになった時用に二つずつ並んで空いてるから保険はきくけど。
それと、ねじ込み対象が樹脂部分のタッピングビスはピッチが広めになってるみたいです。
で、最後に細かい作業をしてみました。
JV-90の各スライダーの白線ですが、これは白い樹脂の上に黒いガワをかぶせた構造になってます。
ということで、スライダーの白線部分も黄ばんでます( ´Д`)
この白部分だけをヤスリで削って黄ばみ取ってみました。
上が削った後で、下が削る前。
ホワイトバランスおかしいな(汗)
なんというか、不思議とココが白くなるとだいぶ見栄えがよくなりました。
こんな感じで鍵盤の黄ばみ以外、なんとか修復完了です。
※外装は爪楊枝でシール痕とか削ったりして問題ないレベルに処置済み
鍵盤は・・・
手動で削るのはしんどすぎるな・・・。
グラインダーとかで効率よく逝きたいところだが、いかんせん後に引けなくなるのが怖いんで現状維持と言うことで。
これでめでたく(黄ばみ以外は)なんら問題ない状態になりました。
長文でしたが、以上。