激しい独り言

わし、中二くらいの頃から鍵盤触ってる。
3万くらいのMIDI付カシオトーン。(CT655)

最初、鍵盤なんて習った人しか両手で弾くとかできないと勝手に決めつけてた。
で、ずっと右手でしか弾いてなかった。
でも1年くらいたって何となく左手で弾いてみたら弾けた。

そのあと、高校入学祝いっ中ことでデジピを買ってもらうことに(Technics SX-PX105)

そしたらまぁ、これまでのCT655はベロシティなしのへこへこ鍵盤だったから弾けないなんてもんじゃない。

鍵盤が押し込めない。

音が出せない。

そんなもんで、なんか悔しいのとやりがいが出たとかいろいろあってかなり練習した。

おそらく毎日2?3時間は弾いてたかもしれない。

鍵盤に触らない日はなかったと思う。

そんなんで数年してある程度弾けるようになったんだけど、習ってた人にはどうしてもかなわない。

始める年齢ってだけではなく、同じくらいに習い始めた人にもかなわない。

自分の中では勝手に「習ってる人は別格、自分は我流系では結構いけてる方」とか勝手に理由つけてた。

ただ単に井の中のかわずが外見てみたら外が大きすぎてビビって井の中に帰っただけ。

そんなんで大学とかで軽音して一応、鍵盤職としてはある程度認められるような位置にはなってた。

そのころは今になって考えてみれば根拠のない自信があった。
その自信も持ち続ければもう少し形にはなったんだろうけどね。
自分が井の中にいるってことを忘れてしまってた。
MIDIデータ作成も「それなりに」出来てたりするからさらに蛙は調子乗るわな。

でも、そんな自信も一瞬で崩壊する時はくるのだ。ほんと、一発。気持ちいいほど。

先輩の挙式でピアノを弾いた。
派手に失敗した。

ただそれだけ。

練習時間も大してなく、本番時もほとんど扱ったことのないアップライトピアノだったし・・・。
とか、自分の中で言い訳をしてますさ。

でも、基本はへたくそなだけ。
弾いているといっても好きな曲を適当に弾いてるだけ。
ただの惰性。これは練習ではない。

なんかそんなことがいろいろ頭の中を駆け巡ってみたり。

それ以来、鍵盤に向かうことが極端に減った。
むしろ、怖くなった。
今でも。
高々88個の白黒のプラスチック(うちはP-120)なのに。

そんなんで現在に至るわけだな。

この文も結局なにが書きたいかわからんな。読んだ人、スマン。

最近は少しずつ弾くようになってきた。
普通の曲を弾くといろいろな想いがあふれてくるので、とりあえずハノン。
難しいこと考える必要ないから。

俺ももう少しまっとうな鍵盤弾きに慣れればいいなと、夢見がちな27の夜でした。