Roland JV-80
6月 29th 2018 -
JV-80/880はその後の機種と出音違うよね。DACの違いだねとか言われてたりなんとかかんとか。
いやね、DACは後継機のJV-90とかとおんなじなのよ?
違うのはDACの後段な。ディスクリートで組んでるのがJV-80でオペアンプとかで「普通に」組んであるのがJV-90以降、だよね?
JV-80とJV-90とで音が違います。
波形はおんなじのが多いですけど、パッチは違う、でもそれ以上の音の違いはありますよ。並べてみるとよく分かる。JV-80はやっぱり荒々しいというか雑というかそういうイメージ。どっちがいいという問題じゃなくて好みの問題レベルよ?
このブログのタグクラウド見てわかると思うけど個人的にはJV-90 LoveなんでJV-90のほうがうまく扱える気はするけどね。
あと、エキパンパッチの扱いが結構違う。
JV-90/1000以降はボディパネルボタンでバンク・セレクトと並列する感じでW-EXPボタンがあってそれを押せばエキパンで組まれてるパッチを演奏することができるんだけど、JV-80ではエキパン側のパッチは選べずにエレメントエディットのときにエキパン側の波形を呼び出せる、っていう程度に留まってる(よね?いじってみてそんな漢字だったけど違ってたらごめん)
V-EXPとかW-EXPの扱いはJV-1000/90以降のほうがこなれてる感じ。
でも明らかにJV-80はキャラが違って別もんな感じです。
鍵盤はまぁ、セミウェイトです。90年台のセミウェイトです。ピンクエポキシボンドだったら即アウトです。
ですけど、今回入手した個体は鍵盤が対策済みのものでした。
ぼちぼちRolandの方でも鍵盤Assyがなくなってきてるらしいんでご注意を。
自力で直すんんあら使うボンドはコニシのスーパー多用途SUがいいですよ。
本機、鍵盤のほか経年的なものでそれほど問題なかったんですけど、LCDのコントラストが低くてね。
うちの愛用JV-90もそうだし、過去に手がけたM1もそうだったけど、この頃のLCDバックライトLEDは今と比べれば遥かに輝度が低いLED20個位がパラレルに並べられてて、それがへたってるんですよね。Assy自体を治そうとしてもまず無理。M1でやろうとしたけどだめでしたー、の過去があるんでおとなしく新品に交換しました。
オリジナル比でとてつもなく見やすいです。やったね俺。
タクティルスイッチですが、けんばんAssy交換のときに全交換されてたような気配がありました。
それでもそうさしてると一瞬ボタンが効かなかったりしたんで(気の所為レベル)全交換してみたり。
使ったのはPanasonicのライトタッチスイッチ。
Alpsじゃないの?って思われるだろうけど、この頃のRolandのスイッチは軒並み二本足なんですわ。で、現状新品で製造していて信頼性の高いスイッチとなるとPanasonic一択って感じです。
交換前にRolandで交換したものも同等品だったようです。
そんな感じで全体リフレッシュ完了。
コンデンサはその後のSMD採用機種と比べて何ら問題ないんでそのまんま。下手にイジる必要はないねって。
あとは大事なところ。
電源インレットが角型2Pだったんでこいつは早々にまっさつしておきました。
そんなかんじで売出し中です。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/b318704519
以上