べろーんしたJV-1000の錘をJP-8000につける改造をされている方(JL2TBBさん)はいらっしゃいましたが、錘から作って改造する前例はあまりないみたいですな。
重量9.9kg→10.8kgと約1kgアップです。
脱進感は出たけど、なかなかあくの強いフィーリングです。
錘込めすぎたな。うむ。0.5厚か0.8厚で十分だな。
なお、接着に使ったのはコニシのウルトラ他用途SUです。
空気中の湿気によって接合するタイプです。
硬化状態はゴム状なんで振動とかに強そうです。
ただ、心配なのは黒鍵の内側に貼るやつ、あまり空気と接しないのでちゃんと固まるか若干不安。でも、決行。
詳細は以下。
詳細とか言っても最近文章かけない症なので箇条書きっす。
1.伸す
使う鉛は50mm幅x300mm長の1mm厚。
先述の通り、1mm厚では重すぎです。
0.5mm厚位でいいかと。
で、 ロールになってる鉛を広げて伸します。
重くて金属なやつでごしごしこすってると平らになります。
俺的には玄翁がほどよいです。
広いのを伸す時は玄翁の丸い方でごしごし。
細かいのを伸すときは平たい方でごしごし。
2.けがく
千枚通し見たいのでけがきます。
おおむね17mm幅で。
17mm前後ではかっていくと微妙にきっちり切り出せます。
※厳密17mmでやると計算上半端が出るのだがな・・・。
けがいたら切りましょう。
ロールカッターとかあれば楽なんだろうけど、低予算プロジェクトなんで、100均のはさみを使用。
76枚切り出すころにはかなり切れなくなるんで、底のところは覚悟の上で。
※別にぼろぼろになる訳じゃないんで、研げばいい。
3-1.黒鍵編
さて、めんどくさいのは黒鍵。
めんどくさいのは先にやりましょう。
せせこましい中に白鍵と同じ量を仕込まなければならん。
別に少々軽くても気づかんとは思うがな。
・・・むしろストロークが短い分重い方がいいのかもしれないけど、気にしない方向で。
話を戻す。
めんどくさいってのはまず手順を見てもらえればわかるかと。
3-1-1.縦割り3分割
奇数で割ること自体めんどくさいがな。
だいたい5?6mm幅でけがいてはさみで切る。
6mm幅くらいでちょうど黒鍵の中に収まります。
3-1-2.折り目付け
切り出した3枚まとめて半分に折り目をつけます。
3-1-3.パーツの結合
1枚目。内側に接着剤つけて折って接着。
2枚目、3枚目を1枚目に巻いて接着です。
これで仕込みパーツ完成。
このサイズで黒鍵の隙間に結構ぴったり。
3-1-4.ボンド盛り
黒鍵の先の部分にボンド注入。
錘入れてマイナスドライバーとかで密着させます。
ぎゅーっとするとボンドが隙間から盛りだして両脇からも接着しようという作戦です。
前出の通り、奥の方は空気(空気中の水分)を遮断するのでちゃんと固化するかは大分不安を残す。
盛りだしたぶんをならして取り合えず完了。
この作業を31回繰り返しましょう。
3-2.白鍵編
白鍵もねぇ、めんどくさいのはめんどくさいのよ。
ただ、黒鍵に比べたらかなりマシ。
3-2-1.けがく
けがきます。
幅は17mm前後
鍵盤裏の奥行き、50mmも無いんで、途中で折り返してつけます。
この折り目の目安線として35mm付近をけがいときます。
3-2-2.切り出し
切り出します。
はさみで切ると、盛大に反り返るので、玄翁でごしごしして平らに伸します。
3-2-3.折り込み
切り出した材を折って接着してパーツを作ります。
最初は一個一個サイズ確認しながらやってましたが、めんどくさくなったので量産です。
- 35mmでけがいたあたりでざっくり90°位持ち上げて折る
- 折ったやつを一列に隙間無く並べる
- 接着部分にボンドを左から右へ連続にたらし込みます。
- 手で織り込む
- 手で折っただけだと、折り目が密着しないので、玄翁でごしごしして密着させる

- こんな感じ。
3-2-4.接着
白鍵の裏にボンド垂らしてへらでのばして接着します。
くっつけるときは錘の上からぐりぐり押して密着させましょう。
で、この作業x45回。
4.完成の図
お疲れ様です。
5.組み込み
出来ておおむね乾いたら組み込みです。
黒鍵を先に組み込んでから白鍵を組み込みます。
白鍵は付け根と裏にキー名書いてるんで、その通りに組んでけばOK。
パズル感覚です。
6.すっぽ抜け防止板の接着
鍵盤にバネ組み込んだらすっぽ抜け防止板の取り付けです。
※写真取ってない。
両面テープでくっついてるんだけど、取れねぇんだな、この両面テープ。
マイナスドライバーでげしげしこすげ取りました。
注意点として、接着面に鍵盤に付いてるシリコングリスをつけないこと。
シリコングリス挟まると両面テープくっつきません。
両面テープでくっつけたらあとは本体への組み込みをして完了です。
7.問題点
既存の問題点
一部動きの渋い黒鍵がある
これは、ボンドがはみ出しすぎて鍵盤支持棒と軽く接触しているものと思われる。
次回メンテナンス時に調整します。
8.今後の予定
今週末:再度解体し、各部グリスアップおよび黒鍵の調整
それと・・・・。
塗るよ。美白。び・は・く。
ラッカー系で塗ってみます。
フラットホワイトです。
表面ざらついた方が好みなんで。
塗膜強度たらんようだったらシンナーで落とせるからいいかなとか思ってる。
9.結果:フィーリング
錘を入れたことで、
- 鍵盤押し込み開始時
- 錘があるので、無いときに比べて力がいる
- 押し込み途中
- 錘の慣性ですっと抜けるような感じ。錘無し時より軽い
- 底付き
- 錘の慣性で堅い底付き感になる
という感じ。
体感的なベロシティーカーブがかなり変わるので、慣れが必要でした。
錘が重すぎるため、ちょっとベロシティ出過ぎな感もあります。
ただ、鍵盤の戻りも元気よくばびょんと戻ってくるのも会ってか、リズムがすごく取りやすくなった気がする。
音色的には、エレピ系の音とすごく相性がいい感じです。
ちょっと錘入れすぎ感もありますが、このタッチは個人的に満足いくものになりました。
久しぶりに弾いてて楽しい鍵盤になりました。
あ、あとお約束ですが、自己責任でね。
—-
追記:2009/05/21
その後ですが、やっぱり錘が重すぎるということで白鍵の錘、折り返している箇所を引きちぎって軽量化してます。これでちょうどいいくらいです。
黒鍵はそのままです。支点からの距離(鍵盤長)考えて黒鍵ののほうが錘多めでちょうどいいかな、ということにしてます。
実のところは、黒鍵の錘はずすのは鍵盤ユニット全分解必要なんでめんどくさくてやってないだけですが。
どうも、はじめましてmsk-fieldと申します。
“JV-90″の検索できました。
本日ハードオフで、かなり迷いましたが(鍵盤タッチが自分の所有するPC-200mk2と大差なかったので)購入してきました。”\7.350
”(ジャンク)でした。
あらかたの動作は店の方でさしてもらって、当方のマスターキーボードとしての使用に問題なし(MIDI IN OUT、音声出力、
鍵盤が生きているなど)と、みての購入です。
以前JV-2080、TRITON-RACK、など所有していましたが金欠の為やむなく手放しています。
しかし、セミウェイテッド自作とは…ぜんぜん気が付きませんでした。
試しにPC-200からやってみようかな?…
でも、鉛りはその毒性が指摘されていたりしますので使用しないほうがよろしいかと…
下文”Wikipedia”より抜粋
”鉛は比較的精錬が容易であることなどから、古代から広く利用されてきた。しかし、生物に対して蓄積性があるために近年は利用が避
けられる傾向が強い。”
・・・とにかく、改造というアイディア、ありがとうございます。
ほかの分解記事なども参考にさせてもらいます。
久しぶりにブログを更新しようかな?。では、失礼いたします!。
どうも。初めまして。
76鍵で細身で薄くてちょうどいいんですよね。
鍵盤タッチも最近の廉価シンセより大分マシですし。
> 鉛
直接摂取するわけでも、直接ふれるわけでも無いんで問題ない、と個人的には考えてます。
※表皮暴露についてはいろいろ見解は有るみたいですが・・・。
お子さんがおられる場合は注意が必要でしょうが。。。
> 分解記事
ジャンク購入でしたら、改造まで行かなくても掃除機片手に裏蓋開けて掃除するのをおすすめします。
結構ゴミだらけだったりするんですよ(汗
どうも!。JV-90購入、その後です。
PCのマザボ交換などやっていて分解は今日になっちゃいました。
どきどきの拡張カードは・・・、キターーー!!??、
“SR-JV80-99 Experience”が入っておりました(笑。
んー、でもタクトボタンは60-70%が動作しないんですよ・・・(orz)、
100個単位で購入して全部(動作鈍い箇所もあるので)付け替えてしまったほうがよいかもです。
今回は76鍵盤以上、予算上限¥10.000で安いほどよい(笑)ものを探していたので
この機にしましたが、修理で1.000?2.000くらいかかってしまいそうです。
> 鉛
廃棄した際に地中に染み出る(これを表皮暴露っていうんですかね?)、
などもあると思うので鉄板の棒など(ちょうどいい大きさがあればいいんですけど)を
切り出して使用、そして低い鍵盤ほど重くして・・・とか、逆に不自然になったりして。
いろいろ考えてはいますが、アフタータッチ機能があるようなので、そのままでいく可能性が高いかな?
> 結構ゴミだらけ
掃除機で吸い取りました(笑。
KORG WAVESTATION(61鍵)、
ジャンク、理由は年代が古い為のみで完全動作?、が¥8.400でありました。
タッチはかなり良好のセミウェイテッドでした。
素直に、A-33¥11.000(SOFMAP)を買っておいたほうがよかったのだろうか・・・(汗
まあ、あまり考えないようにしておきます。
では、失礼いたします。
以前の文章、変な箇所で改行されてますね、今回は大丈夫かな?
> “SR-JV80-99 Experience”が入っておりました(笑。
レアものゲットじゃないっすか(笑)
> 100個単位で購入して全部(動作鈍い箇所もあるので)付け替え
やりました。64個全交換(汗
> 低い鍵盤ほど重くして
うちでやった鍵盤裏貼り付け式だと、重いものを張るほどタッチは軽くなるので注意っすよ。
※おもりの重力がばねを引っ張る方向に働くため
> アフタータッチ
アフタータッチの構造自体単純なもんで、鍵盤を受け止めるフェルトの下に圧電素子テープ(ピエゾフィルム?)が貼ってあってそれで圧力を検知しているだけですんで、ウェイト仕込んだかどうかはあんまり関係ない”はず”です(汗
> KORG WAVESTATION(61鍵)
この時期のKORGセミウェイトってことは、01/Wと同じ鍵盤ですかね。
こいつ、YAMAHAのFS鍵盤という板ばねとおもりを使った鍵盤で、鍵盤の支点がJV-90とか普通のシンセ鍵盤より奥にある(キー自体長い)んで鍵盤の根元を弾いても違和感なく弾けるというちょっと高級な鍵盤です。
あれは普通のシンセ鍵におもり仕込んだ位じゃかなわない鍵盤なのですよ・・・。
> ジャンク、理由は年代が古い為のみで完全動作?、が¥8.400
それは超買い(笑)
> A-33
微妙なところですね。
A-3xシリーズ、タッチが結構独特というかなんというか。
※個人的にはあんまり好きなタッチじゃないです。
此所を参考にJV-1000特有の症状(赤接着剤)を自力で修理しようとしたのですが結局鍵盤掃除のみになってしまいしたまた、鍵盤に番号が記載されている事に気付かず組み立てに困っています。可能でしたら教えて頂けないでしょうか?
宜しくお願いします。
私も鍵盤番号を後で気づいたんですが、番号は特に気にせず、ABCDEFGの音程の表記だけを基準に組み立てて特に問題なく動いております。
JV-1000ですと接着剤の除去が大変かと思いますので、メーカー修理で鍵盤ユニットの交換を見積もってもらったほうがいいと思います。
ググってみると工賃のみで交換してもらったような事例が結構あるみたいなので、とりあえず組んで修理に出してみてはいかがでしょうか。